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2021年12月4日
原田英代ピアノ・リサイタル第5回<光> 2022年3月11日開催
チケットは先行発売日が2021年12月4日(土)、一般発売日は2021年12月11日(土)です。
コンサートの詳細は「スケジュール」のページをご覧ください。
2021年8月24日から
モーツァルト音楽祭の公演がドイチュラントフンクのインターネット・ラジオで放送中

[共演]
ヴァイオリン:ラティツァ・本田-ローゼンベルク
朗読:コリンナ・ハールフォーフ
ピアノ:原田英代

ヴュルツブルクのモーツァルト音楽祭100周年記念公演として、アウシュヴィッツ強制収容所に送られ、当地の女性オーケストラを指揮し、多くの女性たちを救いながらも生還できなかったヴァイオリニスト、アルマ•ロゼを描いたプログラムを上演しました。 強制収容所で響いた音楽は、一体何の意味があったのか。音楽のあり方について考えさせられます...

プロフィール

弘中孝、井口愛子に師事。東京藝術大学音楽学部、同大学院で松浦豊明氏に師事した後、渡欧。ロシア国立チャイコフスキー記念モスクワ音楽院の名教師ヴィークトル・メルジャーノフ教授の愛弟子として研鑚を積む。 1984年ジュネーヴ国際音楽コンクール・ピアノ部門最高位、1991年シューベルト国際ピアノコンクール(独)第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位。そして、1993年にはモスクワにおける第1回ラフマニノフ国際ピアノコンクールで旧西側参加者の中で唯一入賞を果たし、併せて2つの特別賞を受賞。 NHK響、読売日響、日本フィル、新日本フィル、東京シティフィル、九州響、広島響、スイス・ロマンド管、WDRケルン放響、南西ドイツ・フィル、ジョルジュ・エネスコ・フィル、トリノ放送響、プロヴディフ・フィル、チェコ・ナショナル響等、国内外の主要なオーケストラとの協演を重ね、これまでにマルチェロ・ヴィオッティ、クリスティアン・アルミンク、クリスティアン・マンデアール、ウラディーミル・ヴァーレック、ペトゥル・アルトリヒター、グジェゴージュ・ノヴァーク、尾高忠明、小泉和裕、黒岩英臣、三石精一、円光寺雅彦、本名徹二、天沼裕子、渡邉一正、西本智実、阪哲朗などの指揮者と共演。また室内楽では、ボロディン弦楽四重奏団、ザルツブルグ八重奏団、堀正文、ラティツァ・ホンダ=ローゼンベルク、ミハイル・シモニアン(ヴァイオリン)、イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)、ローマン・トレーケル(バリトン)等と共演している。 アムステルダム・グランド・ピアノ音楽祭、アンティーブ“若いソリストのための国際音楽祭”、ルートヴィヒスブルグ城音楽祭、ベリー国際音楽祭、ウィーン・ベーゼンドルファー国際ピアノコンクール優勝者週間、横浜市招待国際ピアノ演奏会、ラフマニノフ国際音楽祭(ロシア)、ヤナーチェク国際音楽祭(チェコ)、コルフ音楽祭(ギリシャ)、木曽音楽祭等に出演。 ムジーク・フェライン/大ホール(ウィーン)、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)、モスクワ音楽院(大ホール、小ホール及びラフマニノフ・ホール)、スメタナ・ホール(プラハ)、リーダーハレ(シュトゥットガルト)、サントリー・ホール、NHKホール、東京オペラシティーなどでコンサートを行う。

1996年にはポリーニ、ブレンデルらが毎年のように招待される「リーダーハレ・ピアノ・チクルス」(独・シュトゥットガルト)における満席のリサイタルは大成功を収め、「夢に我を失う魔法の響きから色彩の豊かさ、うた、そして明るい透明さが原田の特色である。…多くの賞に輝く原田の音楽は、簡単に真似の出来るものではない。疾風怒濤の天才ともてはやされるピアノ弾きの頻出する中、極めて集中力の高いこの芸術家は彼らとは比べ物にならない魂の音を伝えてくれることを、我々は静かに認識するのみであった」(Stuttgarter Nachrichten紙)と絶賛を博した。 1998年、ジョルジュ・エネスコ響のドイツ公演にラドゥ・ルプーとダブルキャストで同行し、グリーグのピアノ協奏曲を演奏。「北欧の響きを苦もなく我が物としていた」との絶賛を得、現地の新聞は「この小柄で華奢な日本人ピアニストは本当に見事な“野獣の手”を持つのではないかと思わせた」と報じた。 2003年~2010年、東京にて全10回にわたる「原田英代 シューベルト・チクルス(連続演奏会)」を開催し、ピアノ、室内楽、歌曲に至る幅広いジャンルの作品を網羅したプログラムを展開する。 2009年9月、モスクワ音楽院ボリショイ・ザール(大ホール)において行われたヴィークトル・メルジャーノフ教授卒寿祝賀ピアノ音楽祭のファイナル・コンサートにおいてグリーグのピアノ協奏曲を演奏し、絶賛を博す。 2012年、明治神宮にて行われた明治天皇百年祭にて奉納演奏を行う。境内で西洋音楽が流れたのは初めてのことであった。

2007年よりドイツを代表する俳優との「朗読付きコンサート」を開始。その共演者には、女優のコリンナ・ハールフォーフ、カーチャ・リーマン、エスター・シュヴァインツ、クリスティーネ・ウールシュプルッフ、男優のウルリッヒ・ネーテン、ハンス・ツィッシュラー、クリスティアン・クヴァドフリーク等の名優たちの名が連なる。ドラマトゥルギ-の多様性を網羅した演目はいずれも大好評を博し、ラインガウ音楽祭、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、ベートーヴェン音楽祭(ボン)、メックレンブルグ・フォアポンメルン音楽祭、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるメンデルスゾーン音楽祭、ルードヴィクスブルク音楽祭、モーツァルト音楽祭、オーバーストドルフ夏の音楽祭、ブラウンシュヴァイク音楽祭、ハイデルベルク春の音楽祭、北ヘッセン夏の音楽祭、中部ライン音楽祭、ブラウンシュヴァイク音楽祭、ウーゼドム音楽祭、シュトゥットガルト音楽祭、ポツダム・サンスーシー宮殿コンサートシリーズ等といったドイツ各地の主要な音楽祭より定期的に招待を受け、その公演模様は北ドイツ放送局、西ドイツ放送局、ドイツラジオ放送局、ヘッセン放送局によって放送されている。特にドイツ演劇界の最高峰と謳われる大女優コリンナ・ハールフォーフとの共演は「強力なデュオ」と讃えられ、2014年より「言葉と音楽のコラボ」と称した新たな形態のプログラムを展開している。

2003年に『原田英代 プレイズ ショパン&スクリャービン』をフォンテック・レーベルよりリリース。「ショパンからスクリャービンへと引き継がれて行く音楽史の内的な流れを、ここまで的確に表現してくれる演奏家は少ない。小柄な彼女のどこに、ここまでの力強さと説得力があるのだろう。必聴の一枚だ。」等と、各誌において絶賛を得た。 2007年、グリーグ没後100年を記念して、アウディーテ・レーベル(独)より『グリーグ/ 抒情小曲集』をリリース。ルクセンブルグの“PIZZICATO”誌において「スーパーソニック賞」に輝くほか、とりわけヨーロッパ、アメリカ、ロシアで高い評価を得る。2008年、『チャイコフスキー/「四季」&ラフマニノフ/「コレルリ変奏曲」』をリリースし、英・グラモフォン誌4月号のレビューにおいて「推薦盤」として取り上げられ、「ロシア・ピアノ音楽の傑作2作品を、精妙かつ情熱的な演奏でレコーディング」という絶賛の評に加え、「本当にイチ押し、太鼓判の1枚」と紹介された。2010年にはシューマン生誕200年を記念し、『シューマン・ピアノ作品集(幻想曲、クライスレリアーナ、アラベスク)』をリリース。“PIZZICATO”誌より再び「スーパーソニック賞」を受賞するほか、ドイツ最大の音楽誌“FONO FORUM”6月号において「今月の星」(特選盤)に輝き、フランス、イギリス、アメリカ等の世界各地で話題となる。また、日本国内においても『レコード芸術』11月号および讀賣新聞において、「特選盤」として紹介される。2011年9月、アウディーテからの第4弾作品『シューベルト/「さすらい人」幻想曲&ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D960』をリリース。“FONO FORUM”誌11月号にて再び「今月の星」に輝くほか、“PIZZICATO”誌より三度目となる「スーパーソニック賞」を受賞。『レコード芸術』2012年2月号にて再び特選盤に選ばれる。 1999年第5回エネルギア音楽賞(中国電力協賛)を、2001年山口県芸術文化振興奨励賞を、さらに2019年山口県文化功労賞を受賞。

1993年から1997年までの4年間にわたり、ピアノ誌『ムジカノーヴァ』に「ファンタジーは限りなく」と題したエッセイを連載。 2001年より2005年まで、国内外の演奏家、教育者を講師に迎えた「秋吉台音楽ゼミナール」の芸術監督を務め、多角的なカリキュラムによる講習会を展開した。また、2008年より朝日カルチャー・センターにて講師を務めるなど、芸術教育活動にも力を注ぐ。 2014年、みすず書房より初となる著書『ロシア・ピアニズムの贈り物』を出版。ロシア・ピアニズムの継承者としてレクチャーコンサートにも精力的に取り組んでおり、深い見識と身体論を交えた独自の音楽論を展開し注目されている。 2014年よりギリシャのイオニア大学で毎年マスターコースを開催。2015年よりドイツ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のブラッヒェで行われている夏の講習会で講師を務めている。

2017年よりハクジュホールにて、5回にわたるドイツ音楽とロシア音楽によるリサイタル、『人生ドラマ』シリーズを開始。テーマは第1回『さすらい』、第2回『葛藤』、第3回『変容』、第4回『統一』、第5回『光』である。第一回『さすらい』はNHK-BSプレミアム『クラシック倶楽部』で放映された。

「これほどまでに自己の感動を聴衆に伝えることに専念できるピアニストは日本では稀有な存在」と評され、女流ピアニストとは思えないスケールの壮大さと豊かなドラマ性、そして柔軟かつ繊細な音楽性を兼ね備えた真の実力派ピアニストとして、国際的な賞賛を受けている。

スケジュール
2022年3月5日(土)
16:00開演
防府天満宮参集殿(防府市)
原田英代ピアノ・リサイタル
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
ラフマニノフ:前奏曲 ロ短調 op.32-10、ニ長調 op.23-4、絵画的練習曲「音の絵」 op.39より 第7番 ハ短調、楽興の時 第6番 op.16-6
スクリャービン:練習曲 変ロ短調 op.8-11、ピアノ・ソナタ 第5番 嬰ヘ長調 op.53
2021年3月8日(火)
16:00~17:30
朝日カルチャー・センター 新宿教室
レクチャー
時代精神の影響を受けて
シューベルトのソナタ形式とロシアの世紀末
講座内容:
1)「ベートーヴェンの後で何ができるか」というシューベルトの言葉は、明らかにベートーヴェンのソナタ形式を意識してのものでした。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンによって確立されていったソナタ形式は、ウィーン生まれのシューベルトにとっても当然マスターしなければならないものでしたが、もともとリート作曲家である彼にとって、独自のソナタ形式を見出すのは楽なことではありませんでした。数々の未完のピアノ・ソナタがそれを物語っています。階級の対立から市民の時代に移行しよいうとしていたウィーンで、彼は暗中模索を繰り返しながら、ついには自分のソナタ形式を生み出します。その様子を、時代の背景とともに探ります。
2) スクリャービンとラフマニノフは、少年期より名伯楽ズヴェーレフのもとでピアノを学んだ同僚でした。またモスクワ音楽院では両人ともアレンスキーのもとで学びロシアの香りの濃い抒情性に満ちた作品を書いていたにもかかわらず、やがて二人は全く違う音楽家に成長していきます。時代は世紀末に生を受けた二人が、不穏な時代にあって、どのように異なった道を見つけていったか探ります。
2022年3月11日(金)
19:00開演(18:15開場)
Hakuju Hall(ハクジュホール)
原田英代ピアノ・リサイタル第5回<光>
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
ラフマニノフ:前奏曲 ロ短調 op.32-10、ニ長調 op.23-4、絵画的練習曲「音の絵」 op.39より 第7番 ハ短調、楽興の時 第6番 op.16-6
スクリャービン:練習曲 変ロ短調 op.8-11、ピアノ・ソナタ 第5番 嬰ヘ長調 op.53
CD
F. シューベルト
さすらい人幻想曲 D 760
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D 960
R. シューマン
幻想曲ハ長調 Op. 17
クライスレリアーナ Op. 16
アラベスク Op. 18